トイレ室をリフォームしてみた
こんにちは、DIY大好き笹嶋光太郎です!
長年使ってるとトイレの汚れって気になってきますよね。
できることならトイレ本体ごと新しくしたい!
でもそうなると結構なお金がかかるし、それならせめてトイレ室くらい綺麗にして、快適な空間にしたいものです。
が、リフォーム屋さんに頼むとほとんどの場合このように言われてしまいます。
「便器の交換をやっていただけないと、床は新しくできません」
便器を外さずに新しい床材を張るのはけっこうな手間なんです。
そこで! 今回は実際に便器を外さずに、自分でトイレ室をまるまるリフォームするとどのような感じになるのかというのをやってみました!
1 腰壁作り
今回は“腰壁”のあるトイレ室を作るてため、檜の板材を用意しました。
檜の香りは好き嫌いが分かれるところですが、個人的には爽やかな森の空気を感じられてグッドです。
張り方としては、まずは壁にずらっと並べてみて板の割り付けを考えます。壁の側面、手前、奥で板材が重なる部分がでてきますので、そこもしっかりと計算に入れておきましょう!
割り付けが済んだら、余ってしまう部分はノコギリで切り落とします。
次に板材の上と下にキリで下穴を開けます。この穴はカラー釘で板材を壁に留めるためのものですが、釘が真っ直ぐに入っていけばいいので、貫通させなくても大丈夫です。
下穴を開けた板材はボンドを塗って壁に押し付けます。その後、カラー釘で板材を止めていきます。
割り付けの計算ミスなどを考えると、釘で止めるのはある程度作業を進めてからの方がいい気もしますね。
ここまで終えたら「見切り材」の細い板で縁を隠して完成……でもいいのですが、やはり板の美観を長く保ちたい!
と、いうことで今回は木材の保護効果のある「亜麻仁油」を布切れで塗っておきました。亜麻仁油は板材の風合いを残したまま表面を保護できるのでお勧めですよ!
2 漆喰塗り
腰壁が完成したら次に漆喰塗りです。
今回用意したのは誰でも簡単に漆喰作業ができる「うま〜くヌレール」です。ホームセンターで購入できて、しかも白色だけではなく、イエローや水色、ピンクといった様々な色の漆喰があるので、好きな雰囲気の部屋に模様替えできるのが嬉しいですね。
さて、漆喰塗りを始める前に、せっかくつけた腰壁や便器を汚してしまっては元も子もないので、しっかりと養生を行っていきます。僕が使ったのは車塗装用の大きなビニールですが、汚れ防止に行うものなので新聞紙やゴミ袋を切って広げるなど、身の回りのもので工夫してもおもしろいですね。ビニールも新聞紙も広がったすそから溢れた漆喰が入り込んでしまうので、養生テープを使ってしっかりと隙間を閉じておきます。窓枠などはマスキングテープで養生しておくのがいいですね。
そこまで終わってからようやく本番の漆喰塗りです。ちなみにこの「うま〜くヌレール」は一般的に家庭のトイレ室に使われることの多いビニールクロスに対して、そのまま塗ることができるみたいです。詳しい使い方は商品のホームページを見ていただいた方が早いと思うので割愛しますが、僕がやってみた感じですと、かなり大胆に盛り付けても剥がれ落ちてきませんでした。
逆に大変だったのは部屋の角の部分です。「小さめのコテがあればいけるかな」と思ったのですがコレが案外キツイ! はっきり言って、コーナー用コテを購入しておくのが正解です。
3 クッションフロア張り
漆喰塗りが終わったら、いよいよクッションフロア(以下CF)張りです。
ここが一番の難所でした。何せ普通なら外されているはずの便器が床についたままなんですから。
まずはトイレ室の床面積と同じ大きさの紙を用意します。これは新聞紙をつなぎ合わせたものでは構いません。この紙を型紙にするので、便器や床下から伸びている水道管の位置を切り抜いていきます。
これがものすごく骨が折れます!
ポイントとしては予めざっくりと切り抜いておいて、その後に実際に床に敷きながら大きく切り抜き過ぎてしまった部分を紙切れで埋めていくことだと思います。また、当然ながら穴には切れ目がないと便器が邪魔をして床に敷くことができませんので、便器や水道管を通すための穴の切れ目は目立たない後ろ側につけておきます。
こうして型紙が出来上がったら、後はそれに合わせてCFをカットします。
切り終えたCFはCF用ボンドを使って既存の床材の上に貼り付けます。すると便器の縁やトイレ室の壁際に隙間が生まれてしまうのがわかると思います。完璧に採寸できていない以上隙間が生まれてしまうのは仕方がありませんが、これですとあまりにもダサい!
ゴミも溜まるし……。
そこで、この隙間はコーキング材で埋めてしまいましょう!
今回僕が使用したのは「ジョイントコーク(ホワイト)」です。コーキング材の色は貼り付けたCFに近い色を選ぶと目立ちにくくなります。
4 トイレットペーパーホルダー等
最後にペーパーホルダーなどを設置していきます。
トイレの扉を開けて干渉しない位置に慎重に!
ペーパーの上には小物置。
トイレ室上部には予備のトイレットペーパー置きを設置すると便利です!
5 完成そして金額は?
壁、天井、床、小物類も一新すれば、トイレ室がこんなに綺麗に!
手順が多くて大変ではありますが、一つ一つの作業はどれも単純なものばかり。
さて、気になるリフォーム代はというと……?
- クッションフロア 91×200 ¥1,360
- クッションフロア用ボンド ¥898
- 化粧板(檜)60枚 ¥7,080
- 見切り材 180cm×3本 ¥2,994
- カラー釘 50本入り×3袋 ¥324
- 亜麻仁油 ¥1,080
- うま〜くヌレール 5kg ¥3,980
- コテ板 ¥1,840
- コテ ¥1,640
- コーキング剤 ¥438
- マスキングテープ ¥98
- 養生テープ ¥188
- 養生シート ¥798
- その他の装飾品 ¥予算の許す限り
合計 ¥22,718(税抜き)
以上です!
「腰壁なんていらないよ!」
という方は更にお安く仕上がりますよ(化粧板が一番たかい)!
比較的時間のかかるDIYではありますが、難易度自体はそれほど高くないと思います。
もしもお金を節約して「かっこいいトイレ室に変えたい」という方がいましたら、ぜひ参考にしてみてください!