クレオトップで塗り直してみた
屋外で使うものって、すぐに色あせしちゃうと思いませんか?
ウッドデッキとか、ラティスとか、踏み台とか、ニスやペンキが塗ってあるものって、夏の日差しにやられちゃったりしてますよね。
そして紅葉のように色変わりして、冬の寒空の下朽ちていく……。
いえいえ、ちょっと待ってください!
あなたの家の木製品、ちょっと塗り直せばまだまだもつかもしれませんよ!?
そこで今回は、数ある塗料の中から「コスパ最強」と言われる【吉田製油所】“クレオトップ”を使って屋外木製品の塗り直しに挑戦していきたいと思います。
クレオトップとは?
「防腐」「防虫(シロアリ)」「防カビ」の三大機能を備えた木材用の塗料です。
臭いも少なく安全性も高いので、屋外にあるウッドデッキや木製ベンチなどの塗り直しに使われているんですね。
まずは養生を
さて、作業場所を確保したら地面に養生を施しましょう。
いらない新聞紙、ビニール、なんでもかまいません。塗料は壁や床につくと落としづらいので、なるべく広い場所で作業するといいと思います。
古い塗装を落とそう
準備が整ったらさっそく塗装開始!
……と、いきたいところですが、その前に古い塗膜を落としてしまいましょう。
今回、私が塗り直すのはこの踏み台。けっこうがっちりしてますけど、塗装は剥がれ落ちています。でも、まだまだ塗装の残っている部分もありますね。
こうした古い塗装と塗装のまったくない部分が混在していると、新しい塗料を綺麗に塗ることができません。それどころか、古い塗料が溶け出したり、新しい塗料を弾いてしまったりするんです。
それを防ぐために、塗装の前に「できるだけ」古い塗膜を取ってしまいましょう。
取り方は紙やすりを使って削り取るだけ。
「でも、ものすごく時間がかかるしめんどくさいなぁ」
と言う方、わかります。確かに、手間暇かかりますからね。
そこで、世の中にはこのような便利グッズがあるのをご存知ですか?
電動サンダーです。底に紙やすりをつけて、電気の力で研磨する道具ですね。安いものだと3,000円くらいからありますので、この機会に手に入れてみてはどうでしょうか?
このように大部分を削って整えたら、布切れやウエスを使って削り粉をしっかりと拭い落としておきます。
塗装準備
いよいよ塗装の準備です。
まずはこのように缶の中身をかき混ぜます。こうやって塗料の成分を均一にしておかないと、塗料の薄い部分と濃い部分ができてしまったりするんです。
十分にかき混ぜたら、今度は塗料用のカップに移します。このカップはなんでもかまいませんが、ホームセンターに行けば使い捨てのカップが100円くらいで売ってますよ!
今回使った塗料は油性なので、本来なら「ペイントうすめ液」を使って適度な濃さに調整する必要があるのですが……な、なんとこの「クレアトップ」は薄めずに原液のまま使えるとのこと!
これはありがたいですね。
刷毛を浸して、カップの縁で少しならします。一度にたくさんつけてしまうと、ベチャッとした仕上がりになってしまうので、少量ずつ様子をみながら刷毛につける量を調整していきましょう。
一度目の塗りの完了
塗り終えたら乾くのを待ちます。これで完成させてもいいのですが、一回塗っただけでは色味の薄いことも多いです。
もしも「なんだか薄いな」と感じたら、乾くのを待ってから二度塗りをしましょう。
このクレアトップでは「3時間以上あけてから二度塗りをしてください」となっています。
二度塗り完了、完成
塗り終えてこのような感じになりました。
木目を生かしつつ、綺麗に塗れたのではないでしょうか?
クレアトップを使ってみての感想
このクレアトップ、油性とは思えないほど塗りやすいです!
今まで「溶剤で薄めないといけない」という手間から、油性塗料は敬遠してきたのですが、この商品に限っては、はっきり言って水性塗料よりも塗りやすいです。
水性塗料も水で薄めないと伸びが悪くて塗れなかったりするのですが、クレアトップはカップに移したその瞬間からよく伸びてしっかり塗れます。
しかも、色が濃すぎないので木材の木目を生かした仕上がりにすることもできるんです。それでいて「防腐」「防虫(シロアリ)」「防カビ」という屋外木製品に必須の機能も備えていて、しかも安い。
DIY好きにはたまらない商品ですね。
「屋外の木製品を塗り直したいけど、がっちりペンキを塗ると木目がなくなるから嫌だな」
そのような方にベストマッチな塗料だと言えるでしょう!